時にケアマネジャーは、夫婦喧嘩の仲裁にも入ることが・・・。
熟年夫婦。
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【共に白髪の生えるまで。】
と、結婚をしたときは、いや少なくともその時は
そう思って
人生のパートナーとして、一緒になったはず。
それが、何かの拍子に、
もしかしたら、長年のちょっとづつの、すれ違った気持ちが積み重なり、
軌道修正が効かなくなるほど
相手のことが、疎ましく思ってしまう、、のか。
【Yさんご夫婦】
ご主人は、大手企業に定年退職までしっかり勤め上げ、ある程度の役職までついた人。
奥さんは、結婚後、子育てをしながらの専業主婦さんだった。
Yさんご夫婦には、娘さんが1人いる。
娘さんは、10年以上前に結婚をし
Yさん自宅から、離れて生活をしている。
娘さん夫婦には子供はいない。子供を作らない事を前提に結婚したと伺っていた。
(今時なんだー。って思って私は聞いていた。)
Yさんご主人は、定年退職をして以降、
自宅の片付けや、家の外周りを掃除したりと、こまごまと動いていた。
Yさん妻は、
とにかく、人あたりもよければ、人付き合いもいい。そのような人柄だからこそ、だれかに何かを頼まれることも多く、地域で色々と活躍されていた。
そう、ご主人が定年退職するまでは・・・・・
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Yさん宅へ、私が出入りするようになったのは、奥さんが、歩行不安定な為、リハビリを希望。ケアマネジャーの依頼となり、7〜8年前から関わっています。
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Yさんご主人が退職をして以降、夫は妻の行動が、とても気になる様子。干渉が始まった。
Yさん妻は、ある小学校卒業証書の名前書きを数年されていた。
しかし、その名前書きを辞めることとなる。
ご主人の言い分は、こうだった。
『お前(Yさん妻)の、宛名書きじゃ、卒業生がかわいそうだ。もっと上手な人がやったほうがいいだろう。やめろ。そんなこと。』
と、こうだった。
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地域活動の一貫で絵手紙を習っていた。その時の先生が辞めるタイミングで、Yさん妻へ、指導者として絵手紙講座を継続して欲しいと依頼がきたのです。
生徒さんも数名引き継ぎ、1ヶ月に2回。絵手紙の教室を自宅で行っていた。
しかし、
絵手紙教室を辞めることになる。
ご主人の言い分は、こうだった。
『お前(Yさん妻)の下手な絵手紙。それが先生?
恥ずかしい。やめろ。そんなこと。』
と、こうだった。
程なくして、
教室につかっていた自宅の部屋。飾ってあった妻の絵手紙の作品は全て外されていた。
書道の師範のお免状も『額』ごと外されていた。
そして、
絵手紙の教室は辞めることになった。
Yさん妻 「お父さんがダメだっていうものは、仕方がないです。」
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行動は、制限された。
夫婦は、特に夫は、妻の行動に対して、
気に入らないことが多い様子だった。
私が、そんな風に感じた理由。それは、
ご主人が奥さんに向ける目線が、とてもきつくなっている
ケアマネジャーとして出入りをする中で
そう感じた一瞬があったのです。
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そんな中、ご主人の身体に異変が、、。
つづく。