介護に携わる家族の気持ち。
要介護状態となった家族を介護している、その家族。
認知症・・・
脳の機能低下により、日常生活のほとんどに介助の手が必要となりその状態は進行していく。
八百屋さんを営んでいたご夫婦
とても明るい、ご家庭。
とっても気さくなご主人と、小柄で、笑顔の素敵な奥さん=Rさん。
私が、Rさんに初めて会ったのは、私がケアマネジャーになってすぐだった。8年ほど前になる。
出会った頃のRさんは、話の辻褄は合わないことも多々あったが、たくさんお話をしてくれた。
たくさん、笑顔も見られた。
しかし、認知症は少しづつ少しづつ進行し・・・・・・・・
今、発語はほとんど聞かれなくなった。
でも、もともと、穏やかな性格もあり、終始、いつもにこやか。
Rさんご夫婦は、八百屋を営んでいた。
夫婦が高齢になったこと、Rさんの認知症がわかったこともあり、それを機に、お店を閉めた。
ご主人:店じまいはちょうどいい、タイミングだったんだ。八百屋なんてもうだめさ。大型スーパーにはかなわないよ。
自宅兼、店舗。商店街の一角。割と大きな店構え。
ご主人は、とても献身的に、奥さん(Rさん)の介護を行なっています。
奥さんと一緒に、街中を歩き、家事もご主人がこなします。
そんな中、ある日ご主人が体調を崩しました。血圧が200を超え、めまい、動機。
受診の結果、Drより、「少し、身体を休めないと。」と言われたそうです。
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Rさんご夫婦には、3人の娘さんがいます。
すぐに娘さん達が集合し、ご両親の今後について、検討することとなりました。
私(ケアマネジャー)も同席させてもらいました。
苦渋の決断
娘さん達は、お父さんが、介護疲れ、心労からくる体調不良とわかっています。
毎日繰り返される、排泄介助・食事介助・入浴介助・着替え・・・・・
日常生活全般に介助が必要な状態。
両親にとって、本当に、良い選択とは・・・・。
娘さん達は、お母さん(Rさん)を、施設にお願いすることにしました。
娘さん達が、その決断をした時、みんな泣いてました。
元気だった母。優しい母。だんだんと、様子が変わってくる母。
入所の決断は、Rさん家族にとって、本当に苦渋の決断だったのです。
ご家族様が出した決断をもとに、私たち、在宅支援のケアマネージャーは動きます。
考えて、考えて、ご家族様が出した答え。それが、正しいのです。
出した結論について、ご自身を攻めないよう、できる限りのサポート・フォローが出来れば、
そうさせていただければと思って対応をしています。
誰も悪くない。好きで病気になる人はいない。こればかりは仕方のないこと・・・。
特別養護老人ホームへの入所希望の書類を提出しました。
提出をして、すぐに入所になることは、ほとんどありません。何年も待って待って、
結局、入所の声かけがないまま、ご逝去される方も中にはいます。
入所を待っている「待機者」はたくさんいます。
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入所の優先順位は、状態を点数化し、その点数が高い方から入所の順番 声がかかります。
Rさん・・・申し込みをして、10ヶ月。
なんと、施設側から、声がかかりました。
「再度、Rさんの状態を確認したい」との連絡が来たのです。
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この続きは、また明日。
さ、今日も仕事。
どこかで、困ったさんがいる限り、走り続けますよーーー行ってきます🚴♀️💨