→つづき
Hさんの、認知症外来受診が決まり
私たち介護チームは、ホッとしました。
ふくまる🦉から、この事を長女さんへも連絡をいれました。
予定通り受診。(土曜日)
翌日(日曜日)の夕方
長女さんが、ふくまる🦉の事務所に来ました。
長女さん
『父の様子が気になって、自宅へ行ったら、
弟がいて、、、
弟の態度は、相変わらず、他人行儀で、、
私(長女)が、父の様子を聞くと、
長男 「状態わるいよ。
ご飯も食べられなくなってるし、
見たいならどーぞ。」と、そんな態度でした。
父は、私(長女)からの声かけにも、
ベッドに寝て、目をつぶったまま両手を伸ばして、、、、。
何か言ってるんだけど、なんだかわからなかった。
ふくまる🦉
週明け、ヘルパーさん導入予定の為、Hさん宅へ行きます。そこで弟さんに会う予定となってます。
受診状況、聞いてご連絡します。と伝えた。
【親の介護】
子供達の
それぞれの価値観。
それぞれの思い。
それぞれの環境。
様々な要因が複雑に絡み合う。
親は、自分のことで、自分の介護のことで
子供達が、兄弟不仲になってしまうなんて
そんなこと、これっぽっちも望んでいない。
そんなこと、あってほしくない。
兄弟、夫婦、親族、、、、
近しい間柄だからこそ、
こじれてしまうことがある。。。
週明け。
予定通り、Hさん宅へ
ヘルパーさん導入の為、
ふくまる🦉と、Kヘルパー事業所の管理者さんと伺う。
長男さんより、
認知症外来受診した際の話を聞く。
診断 《硬膜下水腫》
【脳の周りに、水か、血液が溜まっている。
転倒した際の影響の可能性がある。転倒の際に受診をした病院に、再度受診をしたほうがいい。】
と言われたという。
長男さんは、
『こちらの病院「認知症外来」での
入院治療を希望をしたが、転倒の際、受診をしているのであれば、そちらの病院へ行くよう』
言われたという。
診察をしてくれたドクターより、診察室を出る際
「息子さんの判断で、病院の駐車場とかから、救急車を要請したら、こちらの病院で引き受けてくれるかもしれない」と、耳打ちされたそうです。
しかし長男さんは、一旦自宅に戻り、様子を見ることとしたそうです。
ふくまる🦉と、Kヘルパー事業所さんと一緒に
Hさんの、様子を見たところ
状態はよくなかった。
そして、救急搬送。
転倒の際に搬送された病院へ救急搬送され
入院となりました。
そして。。。
入院から、10日ほど経過し
Hさんは、息をひき取りました。
上京後、一生懸命働き、一家の主人となり、2人の子供達を育て、立派な家も建て
2年に及ぶ奥様の介護。
奥様が、特別養護老人ホームへ入所し10カ月足らずの出来事でした。
その後
長男さんから、ふくまる🦉へ、
メッセージが届きました。
不謹慎かもしれませんが、、と題して
Hさんの、遺影の前で、
ご家族みんな(入所中の奥様も一緒に)
笑顔で映っている写真を
送ってくださいました。
長女さんからも、
丁寧なメッセージを頂きました。
メッセージの最後に
「家族仲良く、兄弟仲良くしていきます☺️」
そう結ばれていました。
家族で、Hさんの、お見送りをしながら、
こじれた糸が、ほどけていく。
【終わりよければ全てよし。】
さーーて、
明日も、困ったさんがいる限り
走り続けますよーー🚴♀️💦