ワンオペふくまるdiary

3人の子育て+2匹のわんこ+単身赴任の夫。それぞれと向き合うワーキング母LIFE。

即座対応が必要な介護現場

新規案件依頼がきた。

『急激な状態悪化により、介護保険支援が必要。』とのこと。

 

ケアマネージャー が、現場(対象者の家)へ向かった。🚴‍♀️💨

 

薄暗い木造アパート。

 

玄関を開けると

部屋の中は、薄暗く、蜘蛛の巣がいくつもはっている。

中に入ると、壁・床には、◯◯ブリが、沢山、いる。

思わず、息を呑んだ 😣💦

 

薄暗い部屋の奥を見ると、汚れた布団が一枚。

その上に、老人が横になっている。

 

CM:「こんにちは。ケアマネジャーです。」 

家主Aさん:「お願いします」

どうやら意識はしっかりとあり、会話は出来る。

しかし、生活全般に早急な対応・支援が必要な状態と判断した。

 

目次〜すぐに介護保険の手配・準備〜関連
〜すぐに介護保険の手配・準備〜
ケアマネジャーは、瞬時に必要な支援を判断し、段取りを組みます。

 

まずは、対応可能な、訪問介護事業所へ連絡をとった。

対応可能な訪問介護事業所の当たりをつけ、訪問介護事業所サービス担当責任者と同行訪問を行うこととなる。

 

 

訪問介護事業所T  サービス担当責任者 I さん。

どんな案件にも動じない、頼りになる方。

我々、ケアマネージャーは、ヘルパーさん、デイサービス、訪問入浴、福祉用具訪問看護師、リハビリ・Dr さまざまな専門職の方々の、思い&ファイトに、頭が下がる想いでいつも、敬服してしまいます。

立ち尽くすこともある現場に、医療・介護はチームで立ち向かっていくのです。

 

 

早速、訪問介護事業所 T  サービス担当責任者 Iさんと、ケアマネジャーの同行訪問。

すると・・・・・

サービス担当責任者 Iさんが、汚れた布団に横たわっているAさんのそばに寄り添い、両手で「手」を包み込みながら、こう声かけをしました。

 

「よくここまで頑張りましたね。もう大丈夫ですよ😊」

 

なんて温かい言葉。

その言葉に、その場にいたみんなが、温かい気持ちになったと思います。

Aさんも、安堵した顔で、うっすらと笑顔が。

人間として正しいことを正しいままに貫くということ。

世の中は、SNSの普及により、誰もが気軽に自分の気持ちを発信できるようになった。これまで言えなかった、抑え込んでいたであろう気持ちを言葉にして言えるようになった。しかしそれは、顔が見えない分、人によっては、鋭利な刃物より鋭く、人の心を傷つける言葉を投げつける。

 

言葉が持つ、「言霊(ことだま)」

久しぶりに感じるこの感情。

優しくて、暖かくて、頼りになる その言葉に、涙が出そうになった。

 

 

そして、今日から支援スタートとなった。

早速、ヘルパー Iさんが所属する 訪問介護事業所T は、数人のヘルパーさん達を率いて、Aさんの部屋の片付けを始めた。

ヘルパーさん達は、みんな逞しく、殺虫剤をまきながら、床・壁にいる、多数の◯◯ブリを片付けていく。冷蔵庫の中、シンクの中。どんどん片付けきれいにしていく。

 

その間、その方Aさんから、生活歴を伺うこととなる。

以前は、この街で、一人で小さな居酒屋を経営していた。数年前に自身のお店は閉め、違うお店で働いたものの、体を壊してしまい、だんだん動けなくなり、今の状況になってしまったという。

 

人生は、いつ、どうなるかわからない。

 

しかし、人として正しいことを、正しいままに貫いていれば、

同じ志を持つ誰かと、出会う事ができるのかも。

そう思う。

 

さ、今日も仕事だ〜💪

どこかで困っている人がいる以上、私たちは走り続けます。🚴‍♀️💨