→ つづき
ケアマネジャーは、月に一回は、
必ず自宅を訪問し
本人、家族と面談をします。
Hさんの状態悪化に伴い
キーパーソンである長女さんと、
日々対応をしている長男さんと
時間を合わせて
今の困りごと、今後の支援について
改めて、話し合うことになりました。
色々困り事はありましたが、
長男さんが、今1番大変なことは、(夕飯)食事の準備ということがわかりました。
夕食まで、対応をしてくれるデイサービスを導入。
夜、デイサービスから帰宅後はそのまま寝られる。
これまで通っていたRデイサービスに➕
夕飯まで、対応してくれるIデイサービスを導入することで、日中は、1人の時間をなくし、何かしらの介護が、関わるようケアプランを変更しました。
その支援が、始まり数週間後、
夕方、Rデイサービスから、事務所へ☎️が入る。
☎️Rデイサービス 『Hさんを、自宅へ送った後、
Hさんが、玄関を開けて、外に出てきてしまい、
そのまま転倒。おでこを打ってしまい出血。
すぐに息子さんへ連絡し対応願っています。』
息子さんが、仕事先からすぐに帰宅。
救急車を要請。
傷口の縫合処置、頭を打っている為、
CT検査も行い『今のところ異常なし』との診断となり帰宅となりました。
今後の対応として、デイサービスからの帰宅後は、自宅ベッドまで送ること。
各事業所へ周知徹底することに。
しかし、、、、
その数日後、
Iデイサービスから、帰宅後、
同じ事が起こってしまうのです。
デイサービスから帰宅後、自宅のベッドまで送り届けた後、、、
デイサービス職員さんが、送迎車に乗り込んだ途端
【ガッシャーーーーン💦】
と、家の中から大きな音。
まさか、と思い、デイサービス職員さんが、
再びHさん宅の、自宅玄関を開けると、Hさんが玄関内で、転倒。
玄関に置いてあった水槽が破損。
息子さんにすぐに連絡をし、帰宅してもらい対応。
翌日、ふくまる🦉から長男さんへ連絡。
長男さんから、このところの状態を伺います。
長男『食事の、対応で自宅に戻ると
家の中で転んでいるトイレ、洗面所、部屋が、
排泄物で汚れてて、、、
毎日、大声張り上げて【オムツを履いてくれ】って、ケンカですよ。』
大変な状況が伝わってくる。。。
ふくまる🦉『やはり一度、認知症外来で診てもらうのはどうですか?』
長男さん『んーー。認知症は受診しても治らないし、、、まー、限界までやるしかないです。』
ケアマネジャーは、2か所のデイサービスと情報共有をしながら、他にもいい方法はないかと検討。。
その頃、、、
Hさんの状態の悪化と共に、
もう一つ気がかりなことが出てきます。
長男さんが、姉である長女さんに対しての
態度、対応が、変わってきてしまったのです。
長女さんが、父であるHさんが心配で電話をかけると
長男さんより、『父は寝ている。起きるから電話はかけてこないで』
長女さんが、弟さんを気遣ってLINEをしても、
スルー。
長女さんより、ふくまる🦉へ、このような内容で連絡となり、、、、。
長女さん 『弟も、忙しいい仕事の中で、父がこうなってしまい大変だと思います。
たまに、私が自宅に来て、なんだかんだ言われると嫌なんでしょうね。。。
ただ、変わっていってしまう父を見ていると、
どーにかできないのか、、、不憫で。。。』
と泣いておられました。
状況変化にスピーディーに対応する為にも
キーパーソンは長男さんへ変更することになりました。
そんな時
状況が一変する出来事がおこります。
長男さんから、Iデイサービスへ連絡。
Iデイサービス利用時の様子を連絡帳で読み、
連絡がきたそうです。
長男さん『父が、言うことを聞かないとか、
杖を振り回したりとか、暴れそうになったら、
押さえつけていいですから。
家ても、そうなんで、私も押さえつけたりしてますから』と。
Iデイサービス管理者さん
『私たちは、押さえつけたりはできないんですよ。それは、【虐待】にあたるんです』
と、伝えたそうです。
『虐待』というワード。
これが、ご長男さんに、いい意味で響きました。
数日後、Hさんの自宅へふくまる🦉が伺うと
長男さん
『自分が、親父にしていた事は、【虐待】にあたるんですね。本当に、、、、。
もう、2度とそうゆうことはしません。』
ふくまる🦉
『大変な状況の中、だれも、長男さんを責めてはいないんです。お父様は、今、前後の記憶が、繋がりにくくなっていると思われます。だから、今、自分がどこにいるのか? なんで? どーして?と
不安なんだと思います。
お父様自身も、辛いと思います
対処療法になるかもしれませんが、認知症外来へ受診しましょう?
今が、そのタイミングですよ。』
長男さん
『わかりました。受診の予約します。』
その日の夕方
長男さんから連絡が入りました。
『今週土曜日、認知症外来の予約が取れました。』
と連絡が入りました。
つづく・・・